安全管理の基本理念

私たちが取り組む仕事は、始発から終電まで何事もなく鉄道の運行が行なわれる状況を確保すること。その成果は「きっちりと出来ていて当たり前」そして、「褒められることの無い仕事」であると捉え、いかなる場合にも決して「何事もなく変化無く」普段通りの状況を継続するために、関係各所との綿密な連携をおこない、二重三重の安全確保と厳重な確認を徹底し「安全・安心・正確」を礎として、日々全力を注いで業務に取り組んでいます。

鉄道作業を実施する場合の留意事項
線路内作業又は線路近接作業を行う場合は、作業開始前に臨時列車、時刻変更など、列車の運転状況を正確に把握しておく。また、列車の運転が乱れている場合には、一時作業を中止するか、安全な作業に切りかえる。
列車監視人の配置、「作業表示標」の表示等、必要な保安措置講じ、列車の運転支障事故或いは作業員の触車事故を絶対に起こさないようにする。 「作業表示標」は運転士に見やすく、かつ作業位置から列車進入方向に300m以上離れた位置を選定し、作業線および危険を伴う全ての隣接線に掲出させること。
作業線に列車が接近した場合には、指定された場所にいち早く待避し、全員が挙手して通過列車を注視する。
隣接線に列車が接近した場合には、通過列車を視野の中で確認する。
使用している工具、資材等は、建築限界を支障しないよう措置する。
線路の周辺に設置されている架線、信号ケーブル、電柱、器具箱藤を事前に十分確認しておき、作業中これらを損傷しないようにする。
レールには信号電流が流れているので、これの短絡事故を起こさないようにする。
災害を発生させないために
安全管理とは、危険の存在を知りそれをなくすことであり、職場内・作業現場内に潜む危険の芽であるリスクを摘むことが肝要です。それのためには、危険要因を職場の全員で的確に浮かび上がらせ、一つ一つ認識してそれを回避することが大切です。リスクアセスメントやKYを中心にその活動を推進してください。
毎日の点呼時に身心の状態をチェックし、その状態が悪い時は危険な作業に付かせないようにするとともに、状態が悪い場合に申告しやすい環境を作ってください。
安全管理に関する法律・社内規程類を輪読し、その趣旨を説明し、職場の全員に理解させてください。
相互安全巡回・安全パトロールを推進し、作業の方法・手順・環境・工具の適正使用等のチェック及びその是正・改善を行ってください。
作業において、熟練者は自ら安全な方法を手本として実践し教育してください。
過去における労働災害事例研究を行ってください。
請負工事業者に対する安全教育・指導を工事着手前に必ず行ってください。
リスクアセスメント手法による危険回避を展開してください。
食中毒・熱中症・風邪等、季節に対応した衛生管理に気を配ってください。
安全を守るためには、上下関係は必要ありません。勇気をもって不安全行動はお互いに注意し、職場内で提案しやすい雰囲気作りを推進してください。
権限の観点からは、交通手段の選択権を出勤者に幅広く与えるようにしてください。
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