鉄道の電気設備、電車線設備の工事には、工期の長い短いに関わらず、複雑な工程のものも多く、リーダーシップや自己主導力を発揮し、現場を牽引していく力が必要となります。また、専門性の高い特殊な仕事であるため、多くの経験と知識の蓄積が要となっており、状況に合わせて分業したり、また兼務するなど、相互に協力し合うことによって臨機応変にチームを組成。工事全体のクオリティを確保しながら業務を進めていきます。
電車線路設備は、電車に電力を供給する設備で、高速、安全走行を実現するため、高い技術力と精度が要求されます。
私たちは、長年にわたり蓄積した技術とノウハウを活かすと共に、電気鉄道の血管ともいえる電車線路設備の新設、改良工事の設計・施工を通じ、環境に優しい電気鉄道の安定運行を支えています。
鉄道を動かすために必要な、様々な種類の電気と電気設備。電車が走行するための電力供給から、電灯照明、駅舎のコンセントに至るまで、必要な「電気」と「そのための設備」を必要な場所へ正確・的確に届けます。作業にあたっては、異物残留を防止するため、施工前後の工具・部品の個数と差異確認、回線のチェックなど、厳重に確認作業を実施。日夜、安全確保に努めています。
電車線路・高圧配電線路など、電路の設備を支える役目を担っているのが支持物です。電柱・ビーム・支線架台・腕金などから構成され、現場環境や支持する電線の条件によりさまざまな形があります。
鉄道敷地内の限られた作業空間の中で、軌陸車を使用して工事を行っています。
駅やホーム、信号・踏切・通信設備など、電源を必要とする各鉄道施設に電気を供給するための設備が高圧配電線路です。絶縁電線やケーブルを、地中や地上または架空(上空)に配線し、絶縁抵抗測定、耐圧試験などの検査を経て、各設備に高圧の配電をしています。